富山の冬でも太陽光は意味がある?その疑問に答えます。
導入された方からそういったご相談をいただくケースもございます。この記事ではなぜ、富山の冬でも太陽光は意味があるのか、解説を行なっていきます。
目次
雪国の「太陽光=ムダ」の誤解
「雪が多い富山では、太陽光なんて意味がないんじゃないの?」
そんな声をよく耳にします。ですが、それは昔の話。技術の進化と活用の仕方次第で、今や雪国でも太陽光はしっかり働いてくれます。
富山県の年間発電量は、東京都(1,191 kWh/kW)とほぼ同等の1,163 kWh/kWであるとの調査結果があり、「冬だけが問題」ではなく年間通じての発電能力なら十分と示されています。
特に「自家消費型」の使い方に注目すれば、富山のような積雪地域でも、家計にとって大きなメリットがあるのです。
※引用元:富山県HPより引用
※データ出典:一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス実証事業調査結果(2024年版)」(令和6年12月25日)(※国のZEH補助金の交付を受けた住宅での実績を調査したもの)
自家消費型ってなに?売電との違い
かつては「発電して電力会社に売る(=売電)」のが主流でした。
でも最近は「自分の家で使う(=自家消費)」にシフトしています。
理由は明確。
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FIT制度の売電価格は低下傾向
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一方で、電力購入費は上昇トレンド
その結果、自家消費した電力の方が圧倒的にお得という構造に変化しました。つまり、“買うより、作って使う”方がおトクなんです。
冬でも発電する?雪国でも活かせる理由
発電に障害となる雪ですが、以下の理由で“完全な無駄”にはなりません:
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パネル温度で雪が溶けやすく、晴れた日は素早く発電再開
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白い雪面の**高いアルベド(反射率0.8〜0.9)**により、反射光で効率アップの可能性あり
つまり、ゼロではなく「抑えられつつも、発電する」のです
雪国こそ「蓄電池」との相性がいい
蓄電池を導入すると、自家消費型太陽光の価値がぐっと高まります。
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昼間発電分を夜間にも使用でき、電力購入を削減
- 気象予報との連携で翌日の発電が見込めないときは深夜電力を蓄えて昼間の買電を抑制
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冬場の朝晩など電力使用ピークに対応
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停電時のバックアップ電源として活躍
富山県での補助金・制度を活用しよう
富山県では2025年度も自家消費型太陽光+蓄電池の補助金制度を継続・拡充中です:
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県補助:住宅向け太陽光7万円/kW(上限35万円)+蓄電池費用の1/3(上限25万円)
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富山市補助:自己所有+蓄電池同時設置で太陽光7万円/kW(上限35万円+蓄電池1/3(上限40万円)、若年・子育て世帯は+8万円
太陽光単体、蓄電池単体ではなく、セット導入で最もお得という点がポイントです。
まとめ:雪国だからこそ「自分でつくって、自分で使う」時代へ
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地域全体で年間発電量の差は僅差
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蓄電池との組み合わせで節電+防災効果も享受
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補助金の活用で実質的な負担を減らすことが可能
「雪国=無理」という常識が、最新制度と技術で現実的かつ効果的な選択肢に変わりつつあります。
「自分のエネルギーは自分でつくる」時代へ。
富山のような地域でも、冬を見越した計画と施工で、ムリなく、ムダなく、安心して使える太陽光活用が進んでいます。
まずは、自家消費型で一歩踏み出してみませんか?
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