太陽光発電の導入を検討する際、そもそもご自宅の屋根に設置ができるのか?という点は気になるポイントだと思います。
この記事では屋根のタイプ別に太陽光パネルの設置方法と、設置自体が難しい屋根について解説していきます。
瓦屋根
日本の多くの家屋で採用されている瓦屋根では、一般的に和瓦や平板瓦が多く使用されています。
これらの屋根にでは、一部の瓦を支持瓦という金属の瓦に置き換え、その上に架台を設置します。支持瓦は屋根の下地に固定します。
和瓦の49判瓦や洋風のS型瓦などの屋根は支持瓦を設置できない場合が多いため、アンカー工法を採用します。
アンカー工法は瓦に穴を開け、固定材と屋根の下地を直接固定する工法です。
瓦屋根では大半の屋根で施工が可能ですが、セメント系の瓦は割れるなどのリスクがある為、設置可能かどうか十分な事前調査が必要です。
金属屋根
近年採用率を大幅に上昇させている金属(ガルバリウム)屋根には、縦葺き(ぶき)や横葺き(ぶき)など、いろいろな種類があります。
縦葺きには嵌合(かんごう)式やハゼ式などの様式があり、屋根材の継ぎ目、接合部分が立ち上がっていることを利用し掴み金具を使用して太陽光パネルを設置します。屋根材に穴を開けずに済むため、雨漏りのリスクがありません。
横葺きの場合は、屋根材に金具をビス止めで固定し、防水処理を施します。下地材の野地板や屋根垂木に固定するため、強風や積雪には非常に強い構造になります。
折板屋根
折板屋根にはハゼ式と重ね式があります。倉庫、車庫などの屋根に多く使用されており、金属屋根同様にハゼ式は掴み金具、重ね式はボルトで固定します。
特徴として、水勾配程度の角度がゆるい屋根が多く、発電量は南面に比べ85%ほど、また積雪時には落雪しませんので、冬場の気象条件により発電量が下がることがあります。
陸屋根
陸屋根とは鉄筋コンクリートなどの平らな屋根で、架台をアンカー固定する工法や穴を開けない置き基礎工法などがあります。
アンカーで施工する場合、防水処理や架台の材料も多く工期や金額も高くなりますが、20度ほどの勾配があるため、置き基礎工法に比べて発電量が多くなります。
置き基礎工法は、縁石ブロックと太陽光パネルを金具で固定します。自重で強風にも耐えれる設計になっており、ブロックの下には滑り止め材を設置しますので、動くことなどもありません。また、屋根防水工事の際には脱着も容易にできる、近年採用例の増えている工法です。
設置できない屋根は?
築年数の古い住宅は、屋根材の老朽化や下地のたわみにより屋根が水平になっていないことがあり、太陽光パネルの設置ができない場合があります。そういった屋根は点検を行い、改修を行うことで設置が可能となります。
また、勾配のきつい屋根についても設置ができないことはありませんが、足場を多く組む必要があるため施工費用が上がる可能性があります。
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